Qbio11th

From Japanese society for quantitative biology

定量生物学の会 第十一回年会 お知らせ

  • ウェブサイトを公開しました (20230715)。

定量生物学の会 第十一回年会 参加登録

参加登録開始は11/6の週を予定しています。開始したら、このウェブサイトおよび定量生物学の会のMLでお知らせします。
一般参加者の皆様にはポスター発表をお願いしております。参加登録前に必ず、指導教員や共同研究者にポスター発表について了承を得てください。

第十一回年会の概要

目的

定量生物学の会は、定量的な解析から生命システムの定性的な性質を明らかにすることを目指す生命科学について、その方向性や解決すべき点などを具体的な問題設定のもとで議論する場として、2008年から本格的に活動を開始しました。生命科学の幅広い領域から研究者が集い、オープンな雰囲気で議論を進めています。 年会では「定量的な生命科学のあり方」を模索するにあたり、参加者1人1人に情報を発信していただき、情報を相互に交換することを重視したいと考えています。そのため、参加者全員に口頭発表もしくはポスター発表をお願いしています。対面での開催を予定していますが、Covid-19の感染拡大状況によっては昼食会や懇親会は中止となる可能性がありますのでご了承ください。

年会に続き、会と連携したイベントとして国際会議を開催します。国際会議の情報や参加方法は追ってお知らせします。

セッション

本年度は、4つのセッションを企画しました。「時間と空間の限界を突破する」では時間と空間の制約を取り払う計測・操作技術と生命ビッグデータ解析技術について、「生命の始まりを定量する」では生命の起源と個体の初期発生に定量的アプローチで迫る研究について、「生物デザインの理解と再構成」ではタンパク質、細胞、個体、生態系のデザイン原理と再構成について、「生物理論のフロンティア」では統計物理や力学系、生物工学をルーツとする今後の発展が期待される理論について、それぞれの分野のフロントランナーを招待し、ご講演いただきます。

チュートリアル

本年度は、学際研究に必要な共通言語を学ぶという定量生物学の会のチュートリアルの原点に立ち返り、年会セッションの講演をより深く理解するための基礎知識の提供を目的としたチュートリアルを企画しました。「Marrの3レベルと計算論的生命科学」では生命の情報処理メカニズムを情報処理タスク・アルゴリズム・物理実装のそれぞれのレベルで理解することを目指す研究アプローチについて、「LabHack 2024: 研究生活の質を向上させるAIの活用」では近年発展が目覚ましいAIを研究生活に活かす方法について、それぞれご講演いただきます。

日時・場所 ・参加費

  • 日時:2024年1月6日(土)、1月7日(日)
  • 場所:東京大学生産技術研究所
  • 参加費:未定 支払い手続きおよび領収書の発行はPaypal経由で行う予定です。
  • ポスター会場の広さ及びポスターボードの数に限りがあるため、参加人数に上限(120人弱)があります。

年会参加時の注意点

  • 会場アクセス
  • 会場
    • 会場の電源の数が限られますので、予め御了承ください。
    • 温度調整がしやすい服装でお越し下さい。
  • 情報掲示について
    • 会場にボードを設置します。ポスドク募集や学会情報などA4 1枚の掲示が可能ですのでぜひご利用ください。

企画プログラム

チュートリアル(2024年 1月6日午前)

  • 本田 直樹 (広島大学) 「Marrの3レベルと計算論的生命科学(仮)」
  • 二階堂 愛 (東京医科歯科大学・理化学研究所) 「LabHack 2024: 研究を加速させるAIの活用」

セッション(2024年 1月6日午後、7日)

セッション1「時間と空間の限界を突破する」

  • 本田 瑞季 (京都大学) 「Photo-Isolation Chemistryを活用した組織内遺伝子発現の空間的定量解析」
  • 前原 一満 (九州大学) 「高次元オミクスデータの形と流れを読み解く技術の開発(仮)」
  • 藤原 敬宏 (京都大学) 「超高速1蛍光分子観察による接着斑メゾ構造分子動態の解明(仮)」
  • 加藤 孝信 (東京大学) 「マウスノード不動繊毛は変形の向きを感知して左右軸を決定する: 非対称性を生み出すメカニカルな機構」

セッション2「生命の始まりを定量する」

  • 水内 良 (早稲田大学) 「生命の起源を追体験する」
  • 宮本 圭 (近畿大学) 「マウス初期胚発生における核構造の初期化(仮)」
  • 平谷 伊智朗 (理化学研究所) 「1細胞全ゲノムDNA複製解析が見出したマウス初期胚のDNA複製制御様式の変化」

セッション3「生物デザインの理解と再構成」

  • 小杉 貴洋 (大阪大学) 「タンパク質設計技術による定量生物学を目指して(仮)」
  • 茂木 文夫 (北海道大学) 「細胞・組織極性の脱構築と再構築(仮)」
  • 坪井 有寿 (京都大学) 「細胞外マトリックスの時空間制御による上皮組織形態形成機構の解明」
  • 佐竹 暁子 (九州大学) 「森林生態系の分子フェノロジー(仮)」

セッション4「生物理論のフロンティア」

  • 磯村 拓哉 (理化学研究所) 「自己組織化系のベイズ力学」
  • 中嶋 浩平 (東京大学) 「カオスを情報処理に活用する」
  • 姫岡 優介 (東京大学) 「大腸菌代謝動力学モデルの摂動応答性と死」

スケジュール(仮)

6日(チュートリアル・年会)

  • 10:00-11:00 チュートリアル1 「Marrの3レベルと計算論的生命科学(仮)」
  • 11:00-12:00 チュートリアル2 「LabHack 2024: 研究生活の質を向上させるAIの活用(仮)」
  • 13:00-13:30 趣旨説明
  • 13:30-15:30 セッション1 「時間と空間の限界を突破する」
  • 15:45-17:15 セッション2 「生命の始まりを定量する」
  • 17:15-17:45 ショートトーク
  • 18:00- ポスターセッション兼懇親会

7日(チュートリアル・年会)

  • 10:00-12:00 セッション3 「生物デザインの理解と再構成」
  • 12:00-15:00 ポスターセッション兼昼食
  • 15:00-16:30 セッション4 「生物理論のフロンティア」
  • 16:30- 総合討論

発表形式

  • 口頭発表
    • 招待講演:講演25分+質疑5分
    • ショートトーク:追って連絡します
    • チュートリアル:質疑応答込みで60分
  • 一般参加者の発表
    • 原則的にポスター発表をお願いします
    • ポスター発表の目的は、参加者がお互いに何をやっているのか、もしくは、参加者のお互いの顔がわかるようにすることです。発表できるような結果が出ていない学生や、研究室の都合で詳細な内容を発表できない参加者も想定されますが、そのような場合は、自分が何をやりたいかを説明するようなポスター発表でも構いません。実際、これまでの年会において研究提案中心のポスターがありました。ぜひ積極的にご参加ください。

第十一回年会 企画・運営 (あいうえお順)

  • 梶田 真司(福井大学)
  • 加藤 孝信 (東京大学)
  • 杉村 薫(東京大学)
  • 塚田 祐基 (慶應大学)

協賛・スポンサー

問い合わせ

  • Email: qbio.2024.jp at gmail.com

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