年会2010チュートリアル4
From Japanese society for quantitative biology
第二回年会 (チュートリアル4)実験データの統計解析法基礎
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生物実験に携わる者にとり、実験で得られるデータの統計的な解析は必須であるが、特に定量的な研究を志向する者にとってはその重要性はいや増す。実験データに向き合う際に、素朴でありながら深い統計的なテーマもはらむ問いも存在するのであるが、ここでは、統計学にあまり馴染みのない者が典型的に出会うと思われるいくつかの疑問や難点に関して、現実的な対応法の例を紹介してみたい。生化学反応のキネティクス、ランダムウォークや細胞の運動の時系列データなどの具体的な例をとりあげ、その典型的な解析法を挙げながら、誤差の法則、モデル選択や検定、各種分布とその指標、相関関数やパワースペクトルといった時間情報の解析の初歩などを紹介する。内容は基本的なもの、初歩的なものが中心になる予定。 第二回年会のページに戻る